自動運転ロボットで観光コースを作るまで「その1」

自動運転ロボットで観光コースを作るまで「その1」

「400年前の建物がまだ現存しているんだぜ!すごいだろ」

姫路城は、1600年当時の姿を今に伝える世界文化遺産です。
姫路城の行くたび、姫路市民であることを誇らしく思うんです。
けれど、次の瞬間、「これなんとかならないかなあ」と感じる。
それは…。
姫路城に上がれなくて、改札口で待っている人を見るとき。

姫路城は山登り

姫路城は、400年前の姿であるからこそ「世界文化遺産」なのです。
姫山の地形を生かして建てられており、敵を寄せ付けない「要塞」で。
当然のごとくエレベーターやエスカレーターなどはないため、
高齢者や障がい者など、多くの人が登城できないのが現状なのです。
団体旅行の中には、他の方の見学が終わるまでの約2時間を姫路城登城口付近で
待っている方もいらっしゃって、その姿を見るたびに
「なんとかならないんだろうか」
とずっと考えてました。

出会ったのが自動運転ロボットラクロ

自動運転ロボット「ラクロ」は目的地まで自動で移動する一人乗りのパーソナルモビリティです。
この最新技術を使えば、姫路城に上がらなくても姫路城のすばらしさが分かる
観光コースを作れるのではないかと考えました。
エンジニアに相談すると「できますよ。やりましょう!」と快諾。
早速プロジェクトが立ち上がりました。
今から2年前のことです。
さて、私たちのプロジェクトはここから進むのですが、続きはまた次回へ。

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